マンションズ「Our MANTHIONS around on a hill」リリース!!!

つ、ついに!マンションズデビューミニアルバム「Our MANTHIONS around on a hill」がリリースとなりました!!!

CDとしては約3年4か月ぶりのリリースとなり、今回は新バンド「MANTHIONS」名義となります。演奏・歌ともに至らぬ点があるかと思いますが、楽しんで聞いていただければと思います。

詳しくは試聴やダウンロードもできる「TSC-Records」ホームページをご覧ください。

https://tsc-records.com/

では、いっちょまえに音楽誌のようにセルフライナーノーツをやっていきたいと思います。

1.風の中へ

僕の青春時代の90年代ロック。尊敬するSMILE浅田信一さんをオマージュした楽曲。というかもはやそのものかもしれません。キーボードでエレキギターの音色「featuring S-Yuichiro」を入れさせてもらったのですが、このバンドでCDが完成に至ったきっかけを作ってくださった「S-Yuichiro」氏にはもう感謝しかありません。「S-Yuichiro」氏はこのアルバムの完成を楽しみにしてくださっていたのですが、完成前に他界されてしまいました。本当に残念です。以前から曲の構想はあったものの、演奏力が到底足りず、リリースするのは無理だと思っていましたから。今も足りてはいませんが、それどころじゃないくらいだったんです。

2.Hi-Hi

タイトルが恥ずかしすぎて、これもリリースは到底無理だろうと思っていた曲です。年をとったからリリースできたのかもしれません。「DJなにわのドレスデン」氏がギター・ベース・カオシレーターの一人3役(ギターは2本入れているから4役か)の大活躍で当初案のヘビーロックから一転おしゃれな楽曲となりました。カオシレーターが今までのたけたけ臭をふっ飛ばしてマンションズ感が味わえます。このアルバムの中では異質、でも完成度が一番高い曲と思います。

3.オレンジ、甘酸っぱい

このアルバムの中では一番古い曲です。何度もたけたけsoundsのアルバムに入る候補となりましたが、世界観が合わずお蔵入りとなっていました。普段から雑多なのに何言ってるんだという感じですが。当時の僕としては全力に明るいポップロックです。曲ができて10年以上は経ちますが、それでもまぁまぁいいと思うので、もしかするとよい曲なのかもしれません。

4.天をかけろ

このアルバムの中では一番ダークサイドな曲です。でも鬱っぽくならずにすみました。聞いたあと悲しくなっては嫌ですからね。考え方の切り替えが割とできるようになった今はそんなに昔ほど悩まなくなりましたが、若い頃は一人暮らしというのもあって言われて傷ついたことを欝々と夜な夜な悩むことがありました。でも新しい考え方(ひらめき)で次へ行けると思う。そんな曲です。フルートに初挑戦しております。

5.時計

このアルバムの中で一番製作に苦労した曲です。後半戦の尺が変則的なもので、皆演奏に難儀したようで迷惑かけました。でもカチカチ四角くまとまっている曲はすぐ飽きますし聞いてて面白くありません。というのは僕のいいわけです。時計なのに四角くリズムを刻まない、そんな曲です。ボーカルが自分が作っといて高く出しにくい音があり、歌はアルバムを通して下手ですが、特に上手く歌えない部分がありました。イメージでこういうふうに歌いたかったんだなと感じ取っていただければ幸いです。

6.青い未来

今から20年ほど前・・・大学生の頃かそれとも高校生の頃か・・・「青ライン」というバンドをやろうと思ったことがありました。「たけたけsounds」ではなく、おふざけなしで単純にロックがやりたいという気持ちが心の奥底にあったんだと思います。でも、大学で軽音に入って全力をささげる勇気がありませんでした。自分個人でもそれをやる演奏力も曲もありませんでした。だからといってカバーして練習するのは嫌でした。この曲の「青」はその「青」。青春の「青」かもしれませんが、とにかく青い「血」が根底に流れていたんです。

全6曲、20分程度の短いアルバムですが、完成になんと4年もかかりました。製作に携わってくれた方にお礼申し上げます。ホントにありがとう。